デジタル・エンターテインメント・リーダーシップ・フォーラムが本日開幕
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デジタルエンターテインメントが着実に成長を続ける中 業界リーダーとeスポーツのエリートがサイバーポートに集結
香港 - Media OutReach - 2021年12月15日 - 毎年開催されるデジタル・エンターテインメント・リーダーシップ・フォーラム(DELF)が本日 (12月10日)、香港のサイバーポートで、Zhang Zhihua中国人民政府駐香港連絡弁公室 青年部部長、David Chung JP香港特別行政区(HKSAR)イノベーション&テクノロジー担当次官、George Lam(林家礼)サイバーポート会長、Peter Yanサイバーポート最高経営責任者(CEO)を来賓に迎え、盛大に開幕しました。今回のフォーラムはオンラインと対面のハイブリッド形式で開催され、3日間で国内外の70人を超えるスピーカーが、今年のテーマ「Infinity Games – Breaking the Limits of Digital Entertainment(デジタルエンターテインメントの限界を超える)」の下でさまざまな議論を行います。参加者は10種類のeスポーツのトーナメントやショーマッチを始め、「海」、「陸」、「空」のエレメントでデジタルエンターテインメントやeスポーツに自ら参加して没入型体験ができるほか、40以上のライブやオンデマンドのフォーラムディスカッション、ゲーム体験、ワークショップなどに参加することができます。
サイバーポートのGeorge Lam会長は、開会のあいさつの中で次のように述べています。「今年はデジタルエンターテインメント業界にとって、人気の面でも収益の面でも好調な年でした。このテクノロジードリブンな業界は世界のエンターテインメント・メディア市場をリードして継続的な成長を実現しており、勢いが衰える気配は未だありません。サイバーポートはデジタルエンターテインメントやeスポーツの振興と発展の促進に取り組み、さまざまなイベントやプログラムを開催することで業界ネットワークの拡大、ビジネス機会の創出、新たな人材の育成に努めてきました。サイバーポートの持つ最先端の設備や付加価値の高いサービスを活用することで国内業界各社がそのクリエイティビティを最大限に発揮し、このプラットフォームをさまざまなアイデアの発表の場として利用し、これまで以上に質の高い多様なサービスを提供して国内外の市場に進出することを期待しています。」
またLam会長は、現在サイバーポートのエコシステムにはデジタルエンターテインメントやeスポーツ関連の企業が約150社存在し、eスポーツに関する2つの支援スキームが大きな反響を呼んでいることも指摘しました。その1つであるeスポーツインターンシップスキームは39の企業に79件のインターンシップを提供し、いっぽうeスポーツ業界ファシリテーションスキームは昨年比17%増の140件以上の助成金を承認しています。これらはコロナ禍にあっても業界が活況を呈していることを示しています。
今年、DELFでは米国、英国、シンガポール、中国および香港からスピーカーを招いており、イベント初日は米国UMのイノベーション担当責任者でIPG Media Labの戦略担当シニアバイスプレジデントであるアダム・サイモン(Adam Simon)氏が、業界が急速に変化しオーディエンスが氾濫する情報を日々目の当たりにする中で、将来のエンターテインメント業界において成功を収めるにはどうすれば良いのかについて独自のインサイトを提示しました。かつてウォルト・ディズニー社やワーナー・ブラザーズ・フィーチャー・アニメーション、ドリームワークスでアニメーションプロデューサーやスタジオエグゼクティブを務めたマックス・ハワード(Max Howard)氏は、世界中で新型コロナウイルスの感染拡大(パンデミック)が続く間、ストリーミングサービスへの新たな需要の高まりが映画館や従来の配信方法にもたらした影響について語りました。GCR of Metaのグローバルゲーミング・ディレクターであるMichelle Zhao氏はゲーム業界に対し、ストリーミングにおけるトレンドを追求し、ストリーミングの要素を創造力と組み合わせることでより多くのユーザーを惹きつけブランド価値を高めるよう呼びかけました。DisguiseのAPAC地域技術責任者であるCesar Caceres氏はバーチャルセット技術による映画撮影の未来について語りました。Warner Music Asiaブランドパートナーシップ部門の地域責任者であるBecky Yeung氏は、すでに音楽業界とゲーム業界はかつてないほど緊密に連携しているが今後さらに一体化していく可能性があると指摘しました。他にも、中国で成功するデジタル戦略、香港のデジタルエンターテインメントの世界展開といったトピックが初日に取り上げられました。
午後に開催された「テック・トラック」と「ベンチャラ―・トラック」のブレークアウトセッションでは、国内外のプロフェッショナルが、メタバースにおけるブランドマーケティングやアート制作、拡張現実、人工知能(AI)、5Gおよび6G技術などの注目のトピックや、テクノロジーやイノベーションの分野で広がっているその他のトレンドをテーマに講演を行いました。
明日イベント2日目は、、「タレント・トラック」のブレークアウトセッションでゲームにおける女性の役割、STEM教育のゲーミング、教育的eスポーツプログラムの開発といったトピックスを取り上げます。この日のメインイベント「APRU eスポーツ・メタゲーム・カンファレンス 2021」は午前中に開催予定で、国内外のリーダーが未来のデジタルスキルや次世代のイノベーター、チェンジメーカーを生み出すための大学の役割、国際的なコラボレーションを通じてeスポーツでのキャリアを構築していく方法等について話し合います。
その他2日間にわたって見ごたえのあるトーナメントが開催され、ワークショップや体験ゾーンは日曜日までオープンしています。
イベントの詳細および全講演者のリストについては、DELF2021のウェブサイト: http://delf.cyberport.hk/ をご覧ください。
高解像度写真はこちらからダウンロードしていただけます。
写真1: Zhang Zhihua中国人民政府駐香港連絡弁公室 青年部部長、David Chung JP香港特別行政区(HKSAR)イノベーション&テクノロジー担当次官、George Lam(林家礼)サイバーポート会長、Peter Yanサイバーポート最高経営責任者(CEO)を来賓に迎え、香港・サイバーポートで盛大に開幕したデジタル・エンターテインメント・リーダーシップ・フォーラム(DELF)。今年のDELFはオンラインと対面参加のハイブリッド形式で開催中。 |
写真2:「Infinity Games – Breaking the Limits of Digital Entertainment(デジタルエンターテインメントの限界を超える)」の下、3日間のDELFに国内外から70人を超えるスピーカーが集結 |
写真3:サイバーポートのGeorge Lam会長は開会のあいさつの中で、サイバーポートはデジタルエンターテインメントやeスポーツの発展を重視しており、さまざまなイベントやプログラムの開催を通じて業界ネットワークの拡大、ビジネス機会の創出、新たな人材の育成に取り組んでいると述べました。 |
写真4: 業界が急速に変化しオーディエンスが氾濫する情報を日々目の当たりにする中で、将来のエンターテインメント業界において成功を収めるにはどうすれば良いのかについてインサイトを提供する米国UMイノベーション担当責任者/IPG Media Lab戦略担当シニアバイスプレジデントアダム・サイモン(Adam Simon)氏 |
写真5:世界中で新型コロナウイルスの感染拡大(パンデミック)が続く間、ストリーミングサービスへの新たな需要の高まりによる映画館や従来の配信方法への影響について語る、ウォルト・ディズニー社やワーナー・ブラザーズ・フィーチャー・アニメーション、ドリームワークスでアニメーションプロデューサーやスタジオエグゼクティブを務めたマックス・ハワード(Max Howard)氏 |
Cyberport(サイバーポート)について
Cyberport(サイバーポート)は、スタートアップ企業とテクノロジー関連企業約800社による革新的なデジタルコミュニティです。香港特別行政区が完全所有する香港數碼港管理有限公司(香港サイバーポート・マネージメント・カンパニー・リミテッド)によって運営管理される同社は、香港のデジタルテクノロジーハブ化を目指し、地域経済活性化のための新たな原動力を生み出すために、人材育成、若い世代による起業促進、スタートアップ企業の成長支援、国内外のパートナーとの戦略的コラボレーションの推進による産業育成、官民のデジタルトランスフォーメーションの加速による新旧経済の統合に取り組んでいます。
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